時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

あなたが逃げればいい

こんばんは。今日は未明から活動開始です。

 

昨日、G7議長国として岸田総理が記者会見に臨み、それを終えようとした際の

記者からの「逃げるんですか」発言。

これに対し、岸田総理は平然と講壇のマイクに戻り、「核軍縮ビジョンに答えろ、というご質問でありました。」と追加答弁を行いました。

 

内心、総理の腹の中は、「煮えくり返っていた」と思うんですが、それを顔に出さず

最後まで答弁を行いました。

 

昨年、参院選の際に、岸田総理は「聞く力・決断力と実行」を掲げました。

今回のサミットの開催地は「広島」でした。

そして、岸田総理の地元も「広島」でした。

 

広島は第2次世界大戦中に落とされた核ミサイルによる被爆地です。

被爆地で行われたサミット。

長い会見を原稿をアテにせず、自らのことばで話し終えた総理に向かって、

「逃げるんですか」の記者発言は

あまりにも稚拙でお粗末すぎて、聞いていて言葉になりませんでした。

 

が、その記者の「逃げるんですか」発言に戸惑うことなく、答弁を最後まで

続けたことは「拍手喝采以上」に値すると思います。

 

今までの歴代の総理であれば「時間ですから」と会見の場を去ったはずです。

岸田総理の「聞く力」って本当だったんだな。と思った次第で。

 

被爆地「広島」から核の怖さを発信する。

これほど説得力のあるものはないですよ。

 

それを「自社(自分)が質疑に入れてもらえなかった」からといって

「逃げるんですか」って。

 

「なんとか無事に終わればいいなあ。」「この総理になら国を任せてもいいかな」

と希望を持てた矢先の記者の発言。「逃げるんですか」。

 

この記者は昨年、朝日新聞から「退社」のかたちで逃げています。

 

世界のどこまで逃げようが勝手だが。自分の発言ぐらい責任を持て。