時間があるので、もうひと書きです。
前のブログで、歌舞伎俳優さんの自殺未遂について触れました。
歌舞伎。日本古来から続く伝統文化です。
こんなことを書くと「一緒にするなや!」と怒られそうですが、書きます。
私は「ものつくり」の世界に、しばらく身を置いてきました。
※通称「社畜」な時もありましたが。苦笑
私と歌舞伎の共通点。
それは
受け継ぐ・育てる・変える・つくる
です。
歌舞伎などの伝統芸能には流派があったり、
師匠や演者のこだわりなどが入り混じる世界です。
これは
ものつくりの世界でも同じです。
師匠→先代・先輩
演者→設計者・製作者
伝統→創業者の意図
流派→メーカー(会社)
こんな感じです。
人間は新しいものを常に求めます。
ですから時々、
伝統の改変→モデルチェンジ
です。
「伝統文化」「ものつくり」いずれにしても
「つくる」「伝統などの流れをくむ」「受け継ぐ」
ことに変わりはありませんし、一番大事なのが「教える・習う」です。
習う側から見れば「習う=耐え忍びながら覚える時間」であり
教える側から見れば「教える=継いでいただく・理解とともに身に着けて頂く時間」
です。
昨今の報道を見る限り、一部だと思いたいのですが、
この「習う=耐え忍びながら覚える時間」が「ハラスメント」として
記事や騒動になる傾向が見受けられます。
確かに法改正や文化などの変革により、過去に問題にならなかった部分が
現在は「問題」として扱われる部分は認めたいと思います。
ただ。
時に「ハラスメント的な部分も必要な場合がある」と私は思うわけで。
※性加害の件については「ハラスメント」でよいと思います。
ただし、当事者の方の一部は亡くなっておりますのでコメントは控えます。
簡単に言えば「法に触れない程度の我慢と指導も必要」ということで。
※線引きが難しい部分があったりします。
これが、「ハラスメント」にされるのであれば
文化や歴史などの何もかもが、失われる。なくなってしまう。
日本には固有の技術・文化・歴史などが数多くあります。
しかしながら、それを今から受け継いでいこうとしている人は
海外から来日している方々のほうが多いように思えます。
マスコミ・政治がこぞって今のような動きを続けるのであれば
「ニッポンは存在しない国」になるかも・・知れません。