時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

双眼鏡とシナリオ

♪テテン・テン・テテ・テン・テン・・

 

え~・・。。っとでやんすね。

まぁ最近の世の中なんぞを双眼鏡で見てますとぉ・・ですね。

よく警察官から職質を受けるんですね。

 

「いや~、世の中複雑になってきたなぁ・・」

なーんて思いながらですね。

双眼鏡を覗いてますとー、後ろから優しーく肩をトン、トン、トンと。

「あー、今いいトコなんすよ。」

って、その手を払い除けようとしたら、手首掴まれてねぇ。。

「どこを覗いてるんですかぁ!ノゾキの現行犯で逮捕しますっ!」

って、お巡りさん。

 

「いやあ、オイラ、そこの電線に止まってるハトを数えてただけでやんす。」

って言ったらですわ。

「ハトォ?そこにはカラスしか止まってねえぞ!やっぱりノゾキだなぁ?」

って疑われましてね。夕方になってたのを忘れるくらいに夢中になってまして。

 

夢中になるってぇのは怖いですねぇ。。

時間が過ぎていくのを忘れっちまうんだから。

そんでぇですよ。交番まで連れていかれましてね。

名前に、歳に、生年月日。住所に職業、出身地まで聞かれやんして。

あ、オイラ、ひとり暮らしなんすよ。両親とは絶縁されまして。。苦笑

 

で、こうやって、皆様の前でお話しさせて頂いてるでしょ?

職業は噺家(はなしか)でぇ、芸名はこんなんでぇって話しても信じて頂けない。

そりゃそうですよねぇ。まだテレビにも出してもらえない。

こうやって師匠の前座でお話しさせて頂いてるんだから。苦笑

それでまた、困ったもんで。。

親はいねぇわ、ひとり暮らしだわ、って何回言っても信じて頂けない。

 

「信用できる、電話で連絡がつく、身元保証人」が迎えにきてくれねぇと、

「帰しません!」って、お巡りさんが・・ねぇ・・苦笑

権力ってぇのは怖いですねぇ。絶対なんだから。

しょうがねぇから、師匠の名前と家の電話番号をね、お伝えしまして。

そのあと、すぐに師匠がタクシーで交番まで迎えに来てくれまして。

 

権力ってぇのは、しっかりもしてますね。

師匠が交番に来た途端、「失礼しましたっ!」って言いながら

サイン色紙とマジックを差し出してる。苦笑

「この人、ほんとに、お巡りさん?」って思いましたけどね。

口に出しちゃあ、いけないと。

ここで口に出したらですよ。

公務執行妨害」なんて言われちゃ、たまったもんじゃーない。苦笑

 

んでまあ、師匠のお迎えで事なきを得たんですがぁ、

今度は師匠から怒られましてね。

「世の中を勉強するために双眼鏡で、まわりをぐるん!と覗いてやした。。」と

いろいろ師匠に弁解しましたら、こんなことを言われまして。。

 

「加減を考えろよ。ガキィじゃねぇんだ。

 言い訳はなぁ。みじけぇほうがいいんだ!」

まあ、師匠のおっしゃることも絶対なんでねぇ・・苦笑

 

「それから・・」

へぇ。まだ何か・・

「小噺のシナリオ書くのに時間かけ過ぎだ。」と。苦笑

 

まあ、今お話ししてるコレを書いてたんですゎ。苦笑

師匠がおっしゃるには「最近のお客さんには、みじけぇほうがいいんだ」と。

んで続いて、

あまり長いと・・お客さんが飽きちまう。と。

どうですかねぇ。飽きちまいましたか?苦笑

失笑ってぇことは飽きちまったんですね。苦笑

 

おあとが、よろしいようで。。苦笑

 

※双眼鏡を覗いて無罪なのは、「日本野鳥の会」だけらしいですよ。苦笑