時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

こだわり・・・それはどうしても捨てられないもの

テレビ番組は恒例の年末年始モードのようだ。

 

ところで私には、どうしても捨てられないものがある。

 

こだわり。

 

新発売の製品の性能なんぞは、どうでもいいのだ。

たしかに、『技術的進歩』は認めるとして。

しかし、『四角い冷蔵庫』は『丸い球体冷蔵庫』になったのか。

丸みを帯びてはいる。

しかし、遠目で見れば縦型長方形に丸みを加えただけだ。

 

我が家には冷蔵庫が2台ある。

ひとつは容量130L程度のもの。

もうひとつは容量160L程度のもの。

 

我が家に引っ越してきた8年前。

その時に買った中古冷蔵庫は故障してしまい、緊急避難的に130L程度の冷蔵庫を買い、現在は『予備冷蔵庫』として台所に鎮座している。

『予備冷蔵庫』に格下げした理由は、食材が夫婦2人x2日分しか入らなかったからだ。

それに業を煮やしてしまった私は、さらなる中古冷蔵庫を求めて旅に出た(笑)。

 

そして巡る事、数軒目・・・

 

これだぁっ!よくぞ私に出会ってくれたっ!

 

と思える冷蔵庫に出会えた。

 

日本の家電メーカーのものではないが、仕様は日本向け。

 

そして、冷蔵庫下段扉の内側ラベルに記載された消費電力を確かめる。

 

問題ない。

 

色はヨーロピアンホワイトを基調としたものだが存在感を戸惑わせるような、うっすらとしたグレーの3mm幅の縦線模様が気に入ったのだ。

 

もちろん、その場で『買い』。

 

しかし、支払いを済ませたあと、不安が残っていたのは覚えている。

 

この冷蔵庫は我が家の玄関を無事に通り抜けることが出来るのか。

 

これには後日談ならぬ前日談があった。

当時の知人が新築の家を建てたものの、新しく買った冷蔵庫の横幅が大きすぎて玄関から入らず、クレーンで釣り上げて2階から搬入した話し。

知人が言うには、新しくて安かったらしい。

だが、玄関幅を知らずに冷蔵庫を購入したため、冷蔵庫をガレージにひと晩置き、翌日の昼にクレーンで釣り上げて2階から搬入したとの事。

1階へ通じる室内の階段は幸いにも冷蔵庫の幅を上回る余裕があり、事なきを得たらしい。結局クレーン車のレンタル代が予想外の負担になり、安く買ったはずの新型冷蔵庫は定価と同等となったらしい。

 

話しは戻るが、私が気に入り買い求めた冷蔵庫は無事に我が家の玄関を通過した。

 

そして、静穏ながらも堂々と我が家の台所で活躍を続け、現在に至っている。