時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

〇〇年前に私の記憶が再始動した季節-③

だんだん、「自認」の意識が高くなってくると、私が居る場所が「どこ?」とか色々と知りたくなりました。そこで精神疾患専門病院に入院していることを知りました。

 

あまり意識はしてなかったのですが。

私の持ち物は、ほとんど新品でした。

私が買い揃えた記憶はありません。

 

開放病棟に移ったあとの診察は毎週1回だったような気がします。

ゆっくりとした口調で、毎回質問攻めだったような。苦笑

 

だんだん寒くなって、必要な衣類を注文できるようになりました。

何を注文したかは・・・ジャージの上下だったかな。苦笑

 

いつも寝起きしている場所は「病院」。

注文すれば、おやつ・ジュース・衣類は手に入りました。

が、その時に病室にテレビはありませんでした。

カレンダーもなかった。

 

診察室にはカレンダーがあったので。

 

あのぉ、今、何月ですか?

 

と医師に訊いたら、

 

「11月です。」

 

との答え。

 

夏までは記憶がある。

でも、それは、その年の夏?

去年の夏?

もっと前の夏?

 

いろいろと「?」な感じでしたが、訊けませんでした。。

 

【つづく】