時の満ち引くままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

〇〇年前に私の記憶が再始動した季節-①

タイトルが長いっすね。苦笑

でも、〇〇年前の・・ちょうど今頃の季節でした。

私が、「私」に気づいたのは。

 

精神疾患専門病院の閉鎖病棟の一室。

 

目を開けて、最初に見たのは、白い天井でした。

 

そこから、どれぐらい時間が経ったのかは覚えていません。

白い服を着た男性に

「気づいたかな?」

と言われました。

その日の記憶は、それで終わりです。

 

私が閉鎖病棟にいることを聞かされたのは、数日後だったと思います。

閉鎖病棟にいる理由は聞かなったし、私も訊きませんでした。

ただ。

目が覚めてから1週間後くらいから、無性に煙草が吸いたかった。苦笑

 

あの・・・たばこ、吸いたいんですが。。

 

何回、看護師さんらしき人に言ったことか。苦笑

喫煙のお許しが出たのは、そこから1週間後。くらいですか。苦笑

手渡された煙草は「わかば」。

くそ不味かったのは覚えています。

それで、わかばを吸うと、指先が黄色くなるんだよ。ヤニで。

 

喫煙のお許しが出たのと同時に、1冊のレポート用紙が私に与えられました。

 

「好きなこと書いていいですよ。」

 

何を書いたのかは、ほとんど覚えていません。

が、印象に残っているのは・・・・窓の外の鉄格子。

と。

起床後、毎食後、就寝前・・に飲む「大量の薬」ですか。

 

【つづく】