時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

「1日の差」を価値に替えた友達

♪むかし、ママが まだ~ わか~くて・・(Moon/レベッカ

そんな頃のお話し。

当時は子供が元気良くて、何か気に食わなかったら、

学校の校舎の窓ガラスを片っ端から叩き割り、

学校の年間経費全額が窓ガラスの修理代に消えた・・なんて聞いたっけ。苦笑

(俗称:積み木崩し世代とその後輩。苦笑)

 

本題。

時節はちょうど今頃(当時の6月)の話し。

ある週の月曜日。友達が鼻歌を歌いながら遅刻して学校にきた。

(社長のお出ましだぜぃ!って感じで)

席に着いたあとのそいつの様子が変だった。

授業の最中お構いなしで天井を見ながら鼻歌を歌ってるのさ。苦笑

 

授業の合間の休み時間。

そいつの周りに何人かの男子生徒が集まった。

「やけに機嫌がいいじゃねぇ?なんかいいことあったのか?」

「別に話すことでもねーよ。笑」

「だからよー。普段イライラしてるオマエが笑ってるのが、気色悪いんだよ。笑」

「ったくぅ。仕方ねぇなあ。。笑」

机の横に引っ掛けてあったバッグの中から、バンッ!と何かを机に叩きつけたのさ。

 

週刊少年ジャンプ

 

「おい、ジャンプは火曜日発売じゃねーの?」

「これ、先週号じゃねぇのかよ?」

 

「違うんだな。今週号だよ。中身見てみな。笑」

 

「先週号じゃ・・ねーし・・(一同沈黙)」

「疑ってんなら、明日(火曜日)ジャンプの今週号買って来いよ。中身、同じだぜ。」

 

翌日の火曜日。

前日に「偽最新号」の濡れ衣を被せられた「週刊少年ジャンプ」は本物と判明した。

 

仕組みは以下の通り。

私とそいつは同じクラスで福岡の中学校通い。

当然、本は地元の本屋で買っていた。

そいつには兄貴がいて山口の大学に通っていた。

兄貴も「週刊少年ジャンプ」は火曜日発売と思ってたけど、

たまたま月曜日に大学近くの本屋に寄ったら「週刊少年ジャンプ」の最新号があった。

というわけ。苦笑

 

嘘か事実かはわからないけど、山口(一部を除く)の書店は福岡の書店より

本の着荷日が1日早かったらしいんだ。

そいつは暫く、毎週月曜日に「週刊少年ジャンプ」の最新号を持って、遅刻してきた。

定価より¥100高く売ってたらしいんだけどさ。いつも完売だったらしい。苦笑

 

集英社さん、もう30年以上前の話しだから・・・許してやってください。苦笑