時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

〇〇年前に私の記憶が再始動した季節-⑥

障がい者施設での1回目の体験泊は「失敗」と言えばいいのか。。

しかし、そこから1か月も待たずに2回目の「体験泊」が決まりました。

場所は1回目とは違った「障がい者施設」でした。

今思えば、「障がい者」に対する考え方、区分があいまいだったと思います。

 

「なんらかの理由で障がいを持ち、他者の手助けなしで生活が営めないもの」。

 

これが、当時の考え方だったように思います。

ですから、「精神」「トランスジェンダー」「身体」「発達障がい」「認知症」などは、ごちゃまぜ。だったと。

 

2回目の体験泊の施設は、「完全な個室」でした。

簡単に言えば、「食事(給食)、家具付きのワンルームマンション」。

1回目の施設は、「1人1部屋で、台所・風呂・トイレは共用」だったので。

 

2回目の体験泊でも、問題はあったようです。

「1泊2日の体験泊の間に、食事以外は私が部屋から外に出なかった」と。

今、考えてみれば、おかしな話しです。苦笑

1年くらい(もっと、かも知れませんが)、鉄格子付きの病室で過ごして、見ず知らずの街の障がい者施設に行って、「普通の自立した生活ができるか?」をわずか1泊2日で評価する。。

 

東京都の制度を利用しておきながら、文句を垂れるな!と言われそうですが。苦笑

それだけ、あいまいな形の「退院促進事業」だったんですよ。