時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

14の命の親

おはようございます。

今朝は「エアコンの設定温度=室温」と、平和な朝を迎えつつあります。苦笑

ところで。

このブログで、妻が小動物好きで

「我が家でハムスターを昨年夏まで飼っていた」

ことをお伝えしました。

 

「ハムスター」と言いましても、我が家で飼っていたハムスターは

ジャンガリアン・パールホワイト(スノーホワイト)・キャンベル」の3種。

※キンクマ・ゴールデンハムスターを飼ったことはありませんでした。

 

以前は毎日の買い物帰りにペットショップに立ち寄るのが、私達夫婦の日課でした。

そのうち、あることに気づきました。

 

「ねえ、この子だけ、ずっとお店にいるよね。」

 

見た目は普通のジャンガリアンハムスターでした。

でも、毎回お店の片隅のケージの中で丸まっていました。

 

「この子、飼っちゃだめ?」

ちゃんと、お世話できるならいいよ。

 

数か月後。

「ハムちゃん、(家に)ひとりだと可哀そうだから、この子飼ってもいい?」

ちゃんとお世話できるなら、いいよ。

 

この頃からペットショップでいろんなハムスターに出会いました。

ハムスターって、すべての子が健康で生まれてくるわけじゃないんです。

床材や食べ物にアレルギーがある子、性別不明な子、片手・片足が不自由な子・・・。

それだけではありません。一度飼われてお店に戻ってきた子もいました。

何らかの事情を抱えた子は、みんな安値で売られていました。

 

そういう子を見かけるたびに、「ねえ、この子、家に連れて帰ろうよ。。」と妻。

 

ハムスターのケージはどんどん増えていきました。

※1つのケージでまとめて飼うことはしてなかったので。

 

ハムスターの寿命(とくにジャンガリアン)は、平均で「2年」です。

生後1年を過ぎたころから、病気をしても動物病院では診てもらえなくなります。

理由は「麻酔を伴う治療のときに、麻酔のショックで亡くなることが多いから。」

 

ハムスターは病気を隠そうとしますが、飼い慣れてくると判るようになります。

ほとんどのペットショップではエサとして「ハムスター専用フード」を勧められます。

ですが、食べない子が多いんです。

なので、初めの子だけだったかな。ハムスター専用フードで育てたのは。

あとは、妻が個別にエサをブレンドしてあげていました。

 

ハムスターのケージは多い時は5つまで増えました。

毎日決まった時間に、妻はエサをあげていました。

自分の病気は、ほったらかしにして。

 

脱毛の子がいれば床材を変えてみたり

使ってない部屋を「ハムスター専用」にしてみたり。

室温が高ければ、冷風機・扇風機や保冷剤をケージの周りに置いてみたり。

エサも小動物用(小魚・果物・穀物類)のものを細かく磨り潰して与えてみたり。。

 

はじめてハムスターを我が家にお迎えしたのは、7年前の今頃だった気がします。

最後の子が亡くなったのが昨年の夏でしたから、約6年ですかね。

先にお伝えしたように、ハムスターの平均寿命は2年です。

ですから、新しい子をお迎えすると、どの子かが亡くなっていく。

幸いにもほとんどの子が2年以上生きました。

長い子は、お腹に腫瘍を抱えて3年生きました。

 

たとえ寿命が2年、それ以下であったとしても

家族として迎えた子は、家族でした。

亡くなった子はみんな火葬していただきました。

3年生きた子はお寺を貸し切って、火葬と供養をしていただきました。

妻が亡くなった子にさよならを告げる前に口にしていた言葉があります。

 

「人間・動物の種類を問わず、いのちの重さは・・・みんな同じだよね。」