時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

ここまでの振り返り

今年はまあ・なんというか・・上期は忙殺で、下期は最加速で。って感じでした。

妻の入院が私にとって『ニュートラル』期間になり。

 

破れた服や冷蔵庫の黒ずみを見て『しまった!』と感じた瞬間でもありました。

立て直すなら今しかない。そんな瞬間でした。

何から手を付けてよいのか分からなくなった部屋で。

とりあえず、やろう。

変えていこう。

 

それからは、ごみを分別し直し、まずは決められた曜日別に出し。

まだ、使える。と思ったものは磨き。

細い隙間に紙テープを食い込ませてホコリをとり。

妻の退院日まで間に合うかなあ・・・と迷い。

LINEでしか妻と顔合わせできなかった日々。

 

妻がどうしても私の姿を見たいと言った日。

病棟の外から手を振るしか出来なかったけど。

 

退院して帰って来た妻は笑顔でした。

『手術、受けて良かったよ。』と。

予定は1日長かったので私が医師に申し出、アドバイスを受け1日早く退院させました。

朝は生理食塩水を作り、妻の体温を測り、パルスオキシメータを参考。

時は何度目かの感染拡大期で。妻を迎えに行った病院には救急車の列。

 

妻の基礎疾患をふまえ、午前中にやるべきことをやろう。

それでなんとか今日の大晦日を迎えることになりました。

 

妻の笑顔は以前より花やかになったと思います。

二人で笑いあうことが多くなったのが功を奏したのか。

 

全部の片づけを終えることはできなかったけど。

今日の妻はいつも通りの笑顔でした。

 

来年の春までの見通しが立ちました。

来年は妻にもっと広い世界を見せたい。

知らない自然を見せたい。と思ったのでした。

 

あと5時間かあ。

 

来年はさらに妻に尽くす。

何ができるかわからないけど、尽くす。

笑いあいながら、次の時を迎えればそれで良いと。

 

今は年の区切りを待つだけ。

妻と一緒に立ち続けることだけを望みとしています。