時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

観光地の抑圧

おはようございます。

先ほどまで大雨でしたが、止んだようです。

東南の空が明るくなってきました。

 

世の中は「コロナがなくなった」ような雰囲気と開放感に満ちています。

なくなったわけじゃないんですけどね。コロナ。

 

コロナの「5類移行」の話しが出始め、3月から「マスク着用は個人の判断」となって

からは神奈川には観光客が押し寄せ始めました。

海外からの入国規制もなくなり、外国人観光客も一気に増えました。

 

「観光地」「行楽地」というと、楽しいイメージだと思います。

しかしながら、その「観光地」「行楽地」に住む人々には「不自由な地」なのです。

「観光地」「行楽地」やその周辺に住む人々の多くは、古くから住んでる人、先代から受け継いだ商店を生業にしながら住んでる人などが殆どです。

 

ある観光地にお住まいの人々の朝は「ごみ拾い」から始まるそうです。

寒い時期は朝7時。暖かい時期は朝6時。

ごみバサミやビニール袋、ほうきや塵取りを持ち寄り、毎日が始まるとのこと。

誰が合図するわけでもなく、道はもちろん、植え込みの中や立て看板の裏まで見廻って

ごみを拾うそうです。

※物陰に隠すように捨てられた、ごみが多いそうです。

 

「最近は色々な事件や騒ぎの影響で、ごみ箱も置けない。

 置いたら置いたで景観を損ねるとか、不審物の置き場になるとかで、

 どこからか文句が出る。

 ※おそらく自治体や警察とか観光協会のことだと思います。

 そりゃ、いろいろ観にきていただいて、お金を使ってもらう分にはいいよ。

 でも、ごみ箱は無い。車を停める場所が少ない。

 観光客で道が埋まって、私らは買い物すら行けない。

 嬉しいんだか、苦しいんだか、訳がわからない。」

 

この話しに私は答えることが出来ませんでした。

 

先のブログで私は、GW(ゴールデンウィーク)を「我慢ウィーク」と書きました。

こういうことなんです。

季節ごとに、これから色々なイベントがコロナ禍以前のように復活すると思います。

しかし。

その場所や地域を守り、下支えをしているのは

そこに住む住民のみなさんです。

 

説教じみたことを書くつもりはありませんが、「住む人」「守る人」があって

「観光地」「行楽地」が成り立っていること。

これは忘れないでいただきたいと思います。