時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

郵便配達-その1(研修編)




おはようございます。

今朝のネットニュースにて。

 

郵便局職員が郵便物などを配達せずに隠す「配達が遅いと思われたくなかった」 日本郵便は告訴を検討

news.yahoo.co.jp

 

郵便事業が国の手を離れてから久しい。

それからというもの、このような案件は年末年始の『恒例』となっている。

 

まだ郵便事業が民営化される前。

私が高校生の頃。年賀状配達のアルバイトに携わったことがある。

高校1年・2年・3年の冬休みの計3回。

配達手段は原付バイクではなく、自転車だった。

 

年賀状配達に携わるまでの手順としては、

①居住区域の集配局の求人に履歴書同封で応募(原付バイクの免許所持の有無を併記)

②応募した集配局の担当者から郵便で研修日程・服装の指定等の書類が送られてくる。

 

③研修日程初日、集配局の受け持ち地域と概要の説明

(私の記憶では応募した集配局の受け持ち地域を細分化して『1区~13区』だった)

④応募採用者に割り振られた集配員(当時の郵便外務員資格所持者)の名前が示される。

⑤割り振られた集配員(当時の郵便外務員資格所持者)の元へ集まり、顔合わせと自己紹介。

 

⑥研修2日目。集配員(当時の郵便外務員資格所持者)からの『配達順路と大まかな通過時刻の説明』。

※まず、地図で集配を担当する区域の確認。

 アルバイト要員の私たちには、集配員(当時の郵便外務員資格所持者)1人あたりの1/3程度の区域の割り振りがあり、経験や個人の能力に応じて1/3区域⇒1/2区域⇒1区域と増えていった。また、アルバイト要員に対しての集配担当区域の割り振りは、アルバイト要員の『居住する町・区域』を優先とし、それなりの配慮があった。

 

※地図で集配担当区域の概要を覚えたら、自転車(原付バイク免許所持者は、郵便局所有バイクの代車)で集配員の後を追いながら順路を走る。ここで『要所』の説明と通過時刻(大まかですが)の説明がある。地域によっては同じ『苗字』の家が3軒並びであったりするため、家の特徴やポストの位置で『違い』を覚える。

 

⑦研修3日目。アルバイト要員は原則、普通郵便物(封書・はがき)のみの配達。

スケジュールは、AM8:30までに出勤(遅刻厳禁)

        AM8:45配達区分棚から郵便物の持ち出しと、自転車・原付バイクに積載の郵便カバン・コンテナへの積載。

        AM8:55配達区分棚の確認(積載漏れの確認を主とする)

        AM9:00集配局出発&配達開始

        PM0:00集配局帰着&昼食

        PM0:45担当する配達区分棚へ午前中に到着した郵便物の確認

        ※午前中に配達を完了した地点から継続して配達をするため、そこまで戻る際の『経由地』に該当する配達区分棚に郵便物が新たに入っている場合は、それを持ち出し、継続地点に戻りながら配達を行う。

        PM1:00集配局出発&配達開始

        PM5:00集配局帰着&配達終了報告

        ※PM5:00までに配達完了が見込めない場合は、集配局へ公衆電話から事前連絡をする。

 

速達・小包・書留類は集配員(当時の郵便外務員資格所持者)が配達。

 

※アルバイト要員への雨天や風雪時の装備および用具は、郵便局からの支給品。

 

 

 

郵便配達-その2(実務編)へ続く。