時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

縁起

昨夜のこと。

愛車のエンジンが・・・かからなかった。

スタータを回しても音はする。が、瞬発力がない。

何回かスタータを回すとメーターランプから順に暗くなっていった。

 

寿命かぁ。。。

 

妻が言った。

『今夜は寒いからじゃないのぉ・・・』

 

そして今朝。起きたら暗闇の雨。

粒はボトボトと音を立てていた。

雨雲レーダーを見て考えた。

あと30分くらいで止む。必ず止む。

 

そして、愛車へ。

走行距離の末尾『688.7』

あと100の距離で何か起こるのか・・・

愛車を雨上がりのしがらみの朝の誰もいない狭い路地から押し出した。

 

こんなに重かったかぁ・・・

 

そして、スタータを回しながら思いっきりアクセルを吹かした。

か・かっ・かかったぁっ!

 

昨夜あれだけ嫌がっていたエンジン殿が回った。

2,3秒後。

アクセルを戻してアイドリングにする。

 

ここで不安定だとバッテリーだけではない。シリンダー内が偏芯していることがある。

 

んっ。安定している。

そのとき、走行距離の末尾は『688.8』を示していた。

 

午前中にすべての用を済ませ、久々の3車線を走った。

おい。いつもより加速が良くないか。

私は嬉しくなった。

そして、そのまま私は愛車と東へ走った。

 

『七転び八起き』

 

実感できたのはエンジン殿と私だった。