時のすぎゆくままに

俗称:障がい者夫婦。上手くやれるわけないと否定された世の中を、なんとか、かんとか生きています。

直立不動30秒の長さ

おはようございます。うーん。。。冬だなぁ・・・。

加湿器の水の減りが早い。

 

さて、本題です。

直立不動とは、『まっすぐ立って動かないこと』を表します。

これね。実は『集団行動』の一環で高校入学時に教わったもの。

集団行動というと、時々『日本体育大学』がニュースになったりもしますが、私は高校入学時に教わったんですね。

 

1人でやるならいいんですよ。

この『直立不動』をひとクラス(5列x8人=40人)でやるんですね。

しかも、その中の一人でもふらついたら、『やり直し』。

クラス全員が『やり直し』。

それでまた、この『30秒』が長いんだなぁ。。。

 

ほぼほぼ『体育』の時間でやることが多いんですが、なにせ一人でも動けば『やり直し』。少なくとも『体育』の時間内で『おまえのせい』だの何だのと、批判してもいけない。

 

言葉で表せば、こんな感じ。

①体育教師(私は隊長と認識しておりました・笑)が単発かつ瞬間的に呼び笛を吹きます。

②グラウンド・体育館のどこにいても生徒は体育教師の前に集まります。

 その時の隊列が『5列x8人』なのです。

③集まって隊列が整ったら、『直立不動っ!開始っ!』と体育教師が号令を掛けます。

④ここから沈黙と地獄の30秒間が始まります。少しでも動いてはいけないのです。

⑤『直れっ!』と体育教師が号令を掛けます。

 ※ここで、初めて緊張感が解けます。この時のスタイルは『休め!』です。

 

 でもね、上手くいかないときもあるんです。

 

⑥『そこだよっ!そこっ!直立不動ってわかってるのか?出来てないだろ?』

 体育教師から『喝』が飛びます。体育教師から『生徒の名前』が出ることありません。生徒は誰が動いたか分からないのです。

⑦『やり直しっ!』体育教師からの再びの大号令。『直立不動っ!開始っ!』

⑧再び、沈黙と地獄の30秒間が始まり・・・

⑨『直れっ!』この時のスタイルも『休め!』です。

⑩体育教師がひとこと。『できるじゃないか。』

 ここで生徒から笑いが起こります。

 

こんな感じです。

 

今、ブラック校則の撤廃だの、色々と騒がれております。

でもね。

私は、これ、学んでおいて良かったなぁ・・・と思うときがあるのです。

 

例えば、バイク運転時。

信号が『赤』だったら、止まります。

そして、前・左右・バックミラーで後ろを確認。

それが済んだら、バイクに跨ったまま、

上半身は前を向いたままの『直立不動』。

※この時の両足は地面に着いた状態。

信号が『青』になったら、ブレーキを解除。

そして、軽くアクセルを吹かす。

『さあ、走ろうっ!』って感じです。

もちろん、制限速度は守ります。

 

不思議なことに無意識にやってるんですね。

 

校則の見直しも大事だと思います。

しかしながら、『行動する時は行動する』『休むときは休む』。

この線引きは『教えておいて欲しい』と思うのです。

 

最近多いですよね。スマホを見ながらの『ながら運転』。

ヘッドフォンで音楽を聴きながらの『ながら運転』。

『大丈夫だろう』という認識の甘さ。

 

事故のニュースを見ていても『ここの確認を怠っていなければ・・・』と思うことがあります。

ちょっとした不注意が事故を招く、ということ。

注意を怠らなければ自己を守る、愛する人を守ることが出来る、ということ。

 

皆さんに覚えておいて欲しい。そう思うのです。